仮想通貨とは一味違う!FX投資に挑む前にチェックしておくべきこと

FXの基礎知識

仮想通貨取引を行っている初心者の方が、FX(外国為替)投資を検討している場合、以下の点に注意することが重要です。

異なるリスク性

  • 仮想通貨は高いボラティリティ(価格の変動幅)を持つことが一般的です。FXも日々の価格変動が発生するものの、主要通貨ペアにおいては仮想通貨ほどの大きな変動は少ない傾向があります。
  • しかし、FXにはレバレッジをかけることができるため、小さな価格変動でも大きな損益が生じるリスクがあります。

レバレッジの影響

  • FX取引はレバレッジを利用することが一般的ですが、レバレッジを高く設定するとリスクも高まります。初心者の場合、レバレッジを控えめに設定し、リスク管理をしっかりと行うことが重要です。
  • 仮想通貨の取引ではレバレッジは利用できないか、出来ても2倍程度です。ですが、FXでは25倍という高い倍率で取引が出来てしまいます。仮想通貨取引に慣れて、同じ感覚でレバレッジ取引を行う事は危険ですので、初心者には低倍率が推奨されている訳です。

資金管理の重要性

  • 仮想通貨投資と同様に、FX投資においても資金管理は非常に重要です。取引開始前にリスクを設定し、そのリスクを超える損失が発生した場合は取引を中止するなど、ストップロスを活用することをおすすめします。

ストップロスとは損切りとも言われ、これを行うと損失が確定します。ですが、損失を嫌って放置(「後で上がるはずだ」という願望)すると、損失が拡大してしまいます。そして相場の傾向が変わらなければ、最後にはロスカットが発生してしまいます。
ロスカットとは取引で使用している自己資金が一定値以上減少したときに、強制的に取引が決済されてしまう処置です。つまり、最悪の状態で確定してしまうのです。

なお、同じ変動でもレバレッジが違えばロスカットになるかならないかは異なります。
レバレッジが高い倍率ですと、変動の影響が大きくなるため用意している資金が同じなら、小さな変動でロスカットが発生してしまいます。それを避けるためには多額の資金が必要となるため、初心者には勧められないのです。

情報の取得

  • FX市場は国の経済状況や政策、地政学的な出来事など、さまざまな要因に影響されます。そのため、日常的に経済ニュースや情報をチェックし、市場の動向を理解することが求められます。

FXはリアルの通貨を扱う関係で、リアル社会の出来事の影響を受ける訳です。
なお、FXでも扱える通貨(実際は通貨ペア)は沢山ありますが、初心者のうちはあれもこれもと手を出さず、一つか2つに抑えましょう。利益の大きさだけ見て馴染みのない国の通貨を扱うと、予想外の変動で大損をする危険があります。まずは、よく知った国で、かつニュースもすぐに入ってくる国の通貨を選ぶのが無難でしょう。
そういう意味では、一方が日本円になっている通貨ペアから選ぶのが良いかもしれません。

取引プラットフォームの選択

  • FX取引を行う際には、信頼性や取引コスト、サポート体制などを考慮して、適切な取引プラットフォームやブローカーを選択することが大切です。
  • 同じグループで仮想通貨投資とFXの両方を扱っている所もありますので、利便性と安心感という点では、すでに利用していて信頼できる仮想通貨取引所があって、そこがFX取引も提供しているなら、それを選択するのも一つの手です。

感情のコントロール

  • 投資の際、感情に振り回されると非合理的な決断を下してしまうことがあります。冷静に、そして計画的に取引を行うためのマインドセットを養うことが大切です。

儲かっているからと、無闇にレバレッジを引き上げたり、損失が出たときパニックになってしまう事は避けなければなりません。
やっているのは「投資」であって「投機」や「ギャンブル」を始めては、FX破産という望まない結末を迎える事になりかねません。

継続的な学習

  • FX市場は常に変動しており、新しい情報や技術が日々更新されています。継続的に学び、知識を更新していくことで、投資の成功率を高めることができます。

最後に、仮想通貨とFXは異なる市場であり、それぞれに独自のリスクや特性があります。リスクヘッジのために複数の投資を検討する際には、それぞれの市場の特性をしっかりと理解し、適切な資金管理やリスク管理を行うことが重要です。

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